「未来のミライ」は小学生、幼児でも楽しめる?難しい?
我が家の子供達も私も、「サマーウォーズ」大好きです。
なので細田守監督の作品は、劇場には行かなくともずっと観てきました。
今回の「未来のミライ」は、全く情報を入れていない無知な状態で鑑賞しました。
率直に申し上げますと、子供も私も途中で飽きてしまい早送り・・・細田監督ごめんね。
大きなポイントは2つあります。
まず主役の男の子(くんちゃん)、声は上白石姉妹の上白石萌歌さん。
この声がどうも篭った感じに聞こえて、全然少年らしさがない。
なので我が家の園児組は、今聞こえたセリフが、くんちゃんが言ったのか、お母さんなど他の人のセリフなのかよくわからなくて混乱。
息子にいたっては「くんちゃん声がおばちゃん」・・・。
「細田監督〜うちの上白石萌歌、今度声優に使ってくださいよぉ」ってやりとりがあったかどうかは置いといて、とにかく個人的に受け付けなかった。
そして2つ目は、題材が親目線なこと。
小さな子どもが上手くいかない(自転車に乗れないなど)にぶち当たった時に、過去や未来に行ってそのヒントをもらってくるのだけど、この主役のくんちゃんがまずワガママ過ぎ。
生まれた赤ちゃん(妹)を叩こうとするくんちゃん。
こんなの我が子に見せたくない・・・。
片付けがうまくできないくんちゃん。
過去に行って、小さい頃のお母さんに会い、家の物を面白がってむちゃくちゃに撒き散らす(鉢植え割ったり)くんちゃん。
帰ってきたお母さんに泣いて謝るシーンがわざとらしい。
(この時くんちゃんは外に追い出され、雨でびしょ濡れ 涙)
お母さんは、片付けられない人なので、こどものおもちゃが散らかってると「捨てるよ!」って言います。
そんなのママあるあるだと思うんだけど、育児してる人なんだと思ってんだ、と被害妄想でイライラ。
くんちゃんの絵では、お母さんは「鬼ババア」ですからね。
もうね、「こんなの我が子に見せたくない」の連発。
赤ちゃんの子育て真っ只中のパパママも、これを楽しめるのかな?
どの世代の人は面白いのかな、ちょっと謎です。
ちなみに中学生の息子は「ムカつくから観ない」と途中で鑑賞を放棄!
そして登場した若い頃のおじいちゃんのバイクに一緒に乗るシーン。
もうね、ただただ長い。幼児は飽きてしまう。
そもそもタイムスリップものなので、これが理解できない小さい子はストーリーは楽しめないかな。
そして散々早送りした挙句、未来の東京駅に行ってしまうシーン。
唯一面白かったのはここくらい!
特に電車好きなお子さんならワクワクするんじゃないかな。
(悪い電車に引き摺り込まれそうになるシーンがあるので、小さい子は怖いかも)
ということで、わざわざレンタルして見ようと思っているならあまりオススメしません。
サマーウォーズでも見直ししましょう。